牽引力覚を用いた
リダイレクテッドウォーキングの検討


現実空間で歩行を行い, その移動をVR空間に反映することで没入感を向上させることができる. しかし現実空間には壁などの障害物が存在するため, 移動できる範囲には限りがある.
リダイレクテッドウォーキングは, 現実空間の歩行によりVR空間内を移動するユーザに対して, ユーザの移動から僅かにずらしたVR空間風景映像を提示することで歩行感覚に対する錯覚を引き起こす手法である. この手法を用いてユーザの進行方向をユーザが知覚できない範囲で変化させることで, 現実よりも広い空間を移動しているとユーザに錯覚させることができる. また, 近年の研究では視覚情報(風景映像)に加えて触覚の情報を提示することでユーザの進行方向をより大きく変化させことが可能であることが示されている.
本研究では触覚ではなく移動体を用いた牽引力覚提示をリダイレクテッドウォーキングに組み合わせ, 牽引力覚の提示がユーザのリダイレクテッドウォーキング適用下のユーザの歩行感覚に対して与える影響を調査する.

現実空間での牽引力覚提示とVR空間内での牽引映像提示の様子